夜寝ない星人

私には2歳になったばかりのこどもがいます。
最近気になっていることが…
それは、とにかく夜寝付きが悪いことです。
それに、機嫌が悪いときや、歯磨きを嫌がったときなど、私はYouTubeを見せていました。
手元にあるスマホですぐに見せれる手頃さに甘えていました。
今はとても反省して極力普段は見せないようにしています。
元々、夜眠れないときは絵本を読み聞かせていたのですが、
絵本はあまり持っていなかったので、
何度も同じ本を読み聞かせていると流石に飽きてしまって、すぐに別の遊びを始めてしまいます。
すぐに新しい絵本を買うことも考えましたが、安くはないし、置き場の問題もある。
それに、買った絵本にすぐに飽きて何カ月も開かれないなんてことはざらにあります。
そこで妻と話して、図書館に行ってみよう!と思い立ったのです。
図書館の記憶
私は本を読むという習慣が全くなかったので、
最後の図書館に行った記憶は、小学4年生の頃くらいに母に連れられて行ったときです。
しかもそのときは本ではなく、視聴覚資料といって、ブースで映画などを見てました。
当時は”映画が無料で見れる!”といってドラえもんの映画ばかり見てました。
たしか最後に見たのは、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』
バギーちゃんとしずかちゃんのシーンは今でも鮮明に思い出します。
話はそれてしまったけれど、それくらい昔のことだったので
どうなっているんだろう。と少し期待と心配がありました。
わくわくでニコニコのこどもと手をつないで扉が開くと、
そこは20年前と変わらず昔のままでした。
思い出補正を差し引いてもほとんど変わってなかったように感じます。
強いて言うなら、本棚や机、掲示板、全てのものが少し小さく見えて感慨深かった。
カウンターに行って、妻とこどもと3人分の貸出カードを作ると、私だけ再発行。
あのときのカードはどこに行ったのだろう。これまた感慨深かった。
絵本の宝箱
こどもは絵本コーナーにたどり着くと、
目をキラキラさせてどんどん絵本を手にとっていきました。
昔は視界にも入らなかった小さい子用の部屋は、靴を脱いであがる仕様になっていて、
親と一緒に座り込んで読めるようになっていて、
”これ読んで!次はこれ!”と心底から楽しそうにしていました。
こどもにとって図書館って宝箱みたいに映ってるんだなと嬉しくなりました。
私も妻も、いざ手に取ってみると自分が読みたい本もたくさんあって、
こどものために来たつもりが色んな本棚を探して歩き回っていました。
同じ気持ち
なにがって、こんなに充実した時間を過ごせて、基本的に無料なことです。
こういう施設が恐らくいっぱいあるんだろうけど、これから探していきたいな。
ちなみにそこは小さなカフェみたいはところもあって、
ランチも食べれて、結局、図書館で3時間くらい過ごしました。
今では2週間に1回くらいのペースで図書館に通って、
こどもの絵本と、自分達の趣味の本を借りてます。
読書から離れていた自分が、また本を開く楽しみを思い出せたのはこどものおかげです。
そういえば母も、図書館に来たときは自分の読みたい本も一緒に借りてたっけ。
きっと、自分達にもたくさんの本を読ませてあげたかったんだろうな。
その体験はしっかり生きているよ。ありがとう。
あの時の親と同じ気持ちなんだろうな。
図書館って、大人になってからは敬遠しがちだけど、
大人になって訪れるとまた違う発見があるし、こどももきっと喜ぶ。
親子の時間をゆっくり過ごせて、しかもお金もかからないなんて最高じゃないですか。
なにもない休日に、最寄りの図書館なんてどう?