こんにちは。ジユウレポート投稿者のハルです。
前回はなぜ資産形成をするのか、FIREとはなにかについてお話しました。

今回はNISA制度の具体的な内容を解説します。
では、NISA解説 4 はじめます。
✓ 資産形成に興味がある人
✓ NISAに興味があるが、制度を理解していない人
✓ NISAを始めたばかりの人
NISAの非課税投資枠とは?
NISAではどれくらいの金額まで非課税で運用できるの?
NISAの非課税投資枠は1,800万円です。
NISAの非課税投資枠はなんと1,800万円もあります。
しかも、この非課税枠は1人につき1,800万円なので、夫婦の非課税枠を合わせると3,600万円もの非課税枠があります。
NISAは“少額投資非課税制度”だと前に解説しましたが、一般的な感覚だと全然少額ではないですよね。
例えば、月3万円を積立投資していくと1,800万円の枠を埋めきるのにかかる月数は
600ヵ月。
年数に置き換えると50年です。
一般的な生活を送る人々にとって、今のNISA枠はとても大きいのです。
ですがこの感覚は人それぞれです。
毎月の投資額が5万円なら30年だし、10万円なら15年で1800万円の枠を埋めきってしまいます。
ここで一つ大事なことをお伝えします。
“1,800万円のNISA非課税枠を埋めきることが正義ではない”のです。
人それぞれに家庭の財布状況はあります。
会社の同僚は月に5万円NISAに回してるらしいから私もそうしよう
SNSで見かけた人は月に10万円もNISAで投資してる、私もそうした方がいいのかな
こんな人をたまに見かけますが、こんなこと考える必要は全くないのです。
『よそはよそ、うちはうち』です。
資産形成は誰のためでもない、自分そして家族のためにするものです。
自分達のペースで無理のない範囲でやっていきましょう。
そしてもうひとつ、この投資枠について大事な考え方があります。
“NISA投資枠というのは元本ベースである”ということです。
つまり、“元本から利益がでて増えた分に関しては投資枠を消費しませんよ”ということです。
仮に、500万円を投資信託で運用した結果、5年後に利益が100万円まで増えて元利合計600万円になったとします。
この場合、投資枠は残り1,200万円だと考えてしまいがちですが、正解は1,300万円です。
なぜなら1,800万円の枠に対して、投資元本は500万円しか使っていないからです。
この考えは将来NISA枠を計算する際にとても重要な考え方なので覚えておきましょう。
✅新NISAは1人あたり1,800万円の投資枠がある。
✅NISA枠を使い切ることが正解ではない。
✅NISA枠は投資元本ベースで計算する。
NISAの非課税投資期間は?
投資枠が大きいのは素晴らしいけど、20年、30年と長い期間運用できるの?
驚いたことに、新NISAでの非課税期間はなんと”無期限”です。
無期限というのは本当にすごいことです。
NISA枠で運用している商品にはずっと税金がかからないということです。
仮にNISA枠を使い切ってしまっても、我々には特定口座という道も残っていますしね。
実は新NISAになる前の制度、俗にいう旧NISAの制度では”つみたてNISA”を利用した場合、非課税期間は20年でした。
例えば2018年に投資した40万円は2038年まで非課税で運用されて、2039年からは課税対象になってしまうといった具合です。
20年でも当時は充分だと感じていましたが、実際に無期限になってみるともう戻れませんね。
期限を気にしなくていいので、安心感が全然違います。
とにかく、投資信託での資産形成の原則である長期投資に向いています。
そういった意味もあって資産形成とNISAはとても相性がいいんですね。
✅新NISAの非課税期限は無期限。
✅長期投資での資産形成はNISAと相性がいい。
今回のまとめ
2024年のNISA改正は本当にすごかったのね!
その通りです!この朗報は資産形成に取り組む多くの人にとって大きな追い風となるものでした。
前項でさらっとでてきた旧NISA制度の”つみたてNISA”という言葉。
実は新NISA制度にも“つみたて投資枠”と“成長投資枠”というものがあります。
これも重要な内容なのですが、先に旧NISA制度を理解しておくと一層分かりやすくなります。
なので、次回のNISA解説では、旧NISAの制度を解説したいと思います!
では、次回のNISA解説 5 でお会いしましょう。
※投資は自己責任です。
