こんにちは。ジユウレポート投稿者のハルです。
前回の解説は読んでいただけたでしょうか。

今回は新NISA制度の核心部分である
“つみたて投資枠” と “成長投資枠” について解説していきたいと思います。
✓ 資産形成に興味がある人
✓ 新NISAと旧NISAの違いが知りたい人
✓ 新NISAの上限額を知りたい人
旧NISAから新NISAへ
旧NISAには3つの投資方法があったけど新NISAはどうなの?
新NISAも “つみたて投資枠” と “成長投資枠” という制度があります。
旧NISAのようにどちらかの方法しか選べないということかしら?
いいえ、新NISAではどちらの枠も同時に使うことができます。
新NISAには二つの投資方法 “つみたて投資枠” と “成長投資枠” があります。
どちらの枠も基本的な考え方は旧NISAの制度を踏襲しているのですが、
新NISA制度では18歳以上しかNISA口座を作れなくなり、2024年以降は未成年者がNISA制度を利用して運用することはできなくなりました。
そのため旧NISAのジュニアNISAにあたる制度は新NISAにはありません。
要点として、新NISAではどちらの枠も併用することができます。
旧NISAではつみたてNISAか一般NISAのどちらかしか選べなかったので、まずここが大きな違いです。(年単位での変更は可能であった。)
また、非課税期間の無期限化や、無期限化に伴い生涯投資枠というものが設定されました。
新NISAの2つの投資枠
“つみたて投資枠” と “成長投資枠” の違いを教えてください。
はい、では2つの投資枠の違いを詳しく解説していきましょう。
つみたて投資枠
つみたて投資枠は旧NISA同様、”これから資産運用をしていきたい”と考えている人に向いている投資枠です。
生涯投資上限額:600万円
年間投資上限額:120万円
対象商品:金融庁が選定した投資信託・ETF
投資方法:積立方式(毎月や毎週などの定期購入)
つみたて投資枠では、あらかじめ金融庁が選定した長期投資や分散投資に適している商品の中から選んで購入します。
そのため、投資初心者にはうってつけの投資枠だと考えられます。
生涯・年間投資上限額が決まっているため、月10万円以上の積立購入は基本的にできません。
仮に、上限いっぱいの月10万円の積立購入を行うと5年で枠を使い切ってしまうということになります。
“枠を使い切ったけどまだ投資を追加したい”という場合には、後述する成長投資枠で同じ商品を積立購入していけば問題ありません。
成長投資枠
成長投資枠は、幅広い商品の中から自分で選び運用することができる人向けの投資枠です。
また、一括購入をしたい場合や、つみたて投資枠を埋めきった人が使う枠と覚えておけばよいでしょう。
生涯投資上限額:1,200万円
年間投資上限額:240万円
対象商品:株式、投資信託、ETF(上場している投資信託)、REIT(不動産投資信託)など
投資方法:一括投資が可能(積立方式も可能)
成長投資枠は一括投資ができるというのが最大の魅力です。
例えば、“年の初めに年間上限の240万円分の投資信託を一気に購入”といったことができます。
積立方式での購入も可能なので、つみたて投資枠では買えない株式を毎月定額で購入するといったことも可能なのです。
2つの投資枠の併用
2つの投資枠は同時に使うことが可能です。
つみたて投資枠の商品であれば、実質的な年間上限額は360万円、生涯投資上限は1,800万円ということになります。
実際に商品を購入する場合は枠を指定してから購入しなければならないため、
金融庁が選定した投資信託を年間360万円・月30万円ずつ積立購入したいという場合は、つみたて投資枠で10万円、成長投資枠で20万円ずつ積立していくということになります。
月30万円投資というのは一般的にはかなり現実味のない投資額なので、基本的にはつみたて投資枠を先に使い、自由度の高い成長投資枠はそれでも足りない場合に使うという考えでよいでしょう。
✅2つの投資枠は併用できるため合算すると1,800万円の投資枠がある。
✅つみたて投資枠では購入商品が限定されている。
✅つみたて投資枠では積立方式での購入しかできない。
今回のまとめ
新・旧比較すると2024年のNISA改正の凄さが分かるわね!
旧NISAのデメリットを減らし、メリットを大きく伸ばしたという印象がありますよね。
新NISAの改正は多くの人に喜ばれ、発足後は個人投資家増加への追い風となりました。
一方、ジュニアNISA制度の廃止や生涯投資枠の設定などは、一部の投資家にとっては残念と言わざるを得ない結果となりました。
しかし制度自体はとても分かりやすくなり、新NISA発足後はクレジットカード上限の見直しなどもあり、“貯金から投資” に向けて社会全体で整備されたように感じます。
『波に乗れー!』とはいいませんが、資産形成のための投資が一般化される未来もそう遠くないのではないでしょうか。
では、次回のNISA解説 7 でお会いしましょう。
※投資は自己責任です。